XPERIAをはじめ、スマートフォンには重要な個人情報がたくさん入っています。自分の情報だけでなく、取引先や友人の情報も含まれているだけに、誰かに譲ったり、買い取り・下取りに出したりする際には細心の注意が必要。無用なトラブルを起こさないためにも、初期化してからXPERIAを手放すことをおすすめします。
そこで、今回はXPERIAを完全に初期化する方法について紹介していきます。
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■なぜ初期化しなければならないの？
たとえば、写真データを削除するような場合は、アプリ内で削除ボタンを押せば表面上、データは消えたことになります。メールや音楽データに関しても同様、アプリで削除操作をすれば、データそのものが消えたように見えます。
ただし、これはあくまでも「そう見えているだけ」で、本当にデータがすべて消えているわけではありません。
アプリ内で削除操作をしただけでは、XPERIAのストレージ内にデータが残ってしまっていることもありますので、悪意のあるユーザーによってこうしたデータを掘り起こされてしまう可能性があるのです。
XPERIAを初期化するには？
売却後に第三者によってデータが悪用されてしまうことを避けるために、まずやっておくべきことはXPERIAの初期化です。
初期化自体はXPERIAの搭載するOS（Android）に含まれている機能なので、難しいことはありません。
操作方法はバージョンによっても異なりますが、たとえばAndroid 6.0であれば、ホーム画面から設定を押し、「バックアップとリセット」→「データの初期化」を選択します。
注意書きが出てくるので、これを読んだうえで「携帯電話をリセット」を選択。再度注意書きが出てくるので「すべて削除」を選択すれば初期化作業が開始されます。
万全を期すには暗号化を
家族や信頼できる友人に譲る場合などはこれで十分だと考えられますが、売却するような場合、そのXPERIAが次にどんなユーザーに渡るかわかりません。
初期化状態から無理やりデータを掘り起こすような荒業への対策として、暗号化作業をしておきましょう。
暗号化はAndroid 6.0の場合、ホーム画面から設定を押し、「セキュリティ」→「端末の暗号化」を選択します。
すると、注意書きが出てくるので「端末の暗号化」を選択すれば、暗号化作業が始まります。30分～1時間程度かかるので、時間に余裕をもって行いましょう。
まとめ
使用していたXPERIAのデータが第三者に見られないようにするためには、暗号化→初期化という順番で作業しておくことが最低限必要です。
スマートフォンは一度手放すと、次にどんな人が使用するのかわからないので、しっかりと対策をしてから売却するようにしましょう。