XPERIA のバッテリーの劣化を防ぎたい!

スマートフォンは連絡手段や調べ物、ゲームに音楽再生と、今や生活の広い範囲で使うことが増え、手放せない存在です。しかし、スマートフォンも一旦電源が落ちてしまえば何もできなくなってしまいますよね。
そんなことにならないように、出かける前には充電を必ずしておきたいものですが、バッテリーが劣化してくるとフル充電をしても、新品の段階と比べるとバッテリーの減りが激しくなり、気がついたら充電が無いということが起きてしまうのが難点です。

そこで今回は、XPERIA のバッテリーの劣化を防ぐためにできることを紹介していきます。

◼️そもそも、XPERIAのバッテリーはどれくらいもつの?

XPERIA に限らず、スマートフォンのバッテリーには「リチウムイオン電池」が採用されています。この電池のメリットは何回も繰り返し充電できることですが、500 回程充電をすればバッテリーの最大容量容量は 60%程度まで減少してしまうと言われています。

1 日 1 回充電しているとしても、単純計算で購入した時点から 1 年半経てば、新品の時の稼働時間と比べると 6 割しか保たないということになります。
この劣化自体は消耗品としてのバッテリの特性であるため完全に防止することはできませんが、劣化スピードを遅らせることは可能です。

すぐにでも実践可能な、『バッテリーの劣化を防ぐための対策集』を紹介します。

◼️劣化には2種類ある

リチウムイオンバッテリーの劣化には、大きく分けて2種類存在します。
それは、『サイクル劣化』と『保存劣化』です。
サイクル劣化とは、繰り返し充電を繰り返すことによる劣化のことで、保存劣化とは、ある環境、バッテリ状態が維持されることによって劣化が促進されることです。

サイクル劣化に関する対策は、簡単に言ってしまえば『充電回数を減らしましょう』ということになります。充電を減らすための対策を本記事で紹介します。
また、保存劣化に関してはさまざまな対策法がありますので、そちらも以下で紹介していきます。

◼️バッテリーの劣化を防ぐ対策集【保存劣化の対策】

対策1:フル充電後は充電を続けない

フル充電が完了した後も充電を続けると、高電圧が維持されることとなるため電池の化学反応が促進されてしまうため極力避けましょう。
寝ている間にフル充電にする人は多いと思いますが、これはスマホのバッテリーにとっては劣化を促進してしまっていますので、やめたほうがいいでしょう。

対策2:バッテリーがなくなった後、しばらく放置する

バッテリーが空の状態で放置をすると、リチウムイオン電池はそれ以上の放電を防ぐための保護回路が働いてしまいます。
これはバッテリの過充電・過放電を防止するための調整用コンピュータであり、可能であれば使用させないほうが劣化を防ぐことができます。

対策3:充電中にスマートフォンは使わない

充電中にスマートフォンを使うと、バッテリーが通常使用している以上に熱を持ってしまい、これもバッテリー劣化の一因となります。

対策4:長時間使用、高温状態となる環境で保管しない

YOUTUBEやNETFLIXなどの動画を長時間視聴すると、バッテリは相当な電力を使用することになるため高温状態となります。他にも、例えばベッドやクッションの上に置いてしまうとスマホが沈み込むことで放熱性能が落ちたり、直射日光の当たる場所で保管をすると高温状態となってしまいます。

一般に、バッテリは高温状態になると劣化が著しく進んでしまいますので、使用・保管方法には注意をしましょう。

対策5:STAMINAモードを利用する

XPERIAのバッテリのサイクル劣化を抑制する方法として、STAMINAモードが用意されています。これはある充電残量以下となった時に起動できるモードで、アプリの通信を制限することでバッテリの消費を抑えることができます。

制限するアプリやSTAMINAモードを開始する充電残量など、自分で詳細設定が可能なので使用しながら調整していきましょう。
「設定」→「バッテリー」→「省電力カテゴリ/STAMINAモード」で利用可能です。

■バッテリーアプリの信用しすぎは NG!

バッテリーの劣化について調べていると、バッテリーの性能をアップしてくれるというようなアプリを見かけたことはありませんか?
これらアプリの説明文を読むと「電池が減りにくくなる」といったキャッチーなフレーズが並んでいて魅力的なのですが、実際にはその有効性は眉唾ものです。
というのも、バッテリーの減るスピードを常にチェックしているという人は多くありません。
「もう○%も減った」というのは感覚的なもので、「アプリを入れたことで減らなくなった」というプラシーボ効果が出ることもあるのです。
また、本当にそのアプリが有効であれば、メーカーも純正でそれを採用していくはずです。
純正採用されていない時点で、効果はあまり期待できないと考えた方が無難です。

■バックパネルが膨らんだら要注意!

実際にバッテリーが劣化してしまったら、その性能を復活させる方法はなく、交換するしかありません。では、どのタイミングで交換すればいいのでしょうか?

ひとつの目安はやはり感覚的なところで「電池の減りが早くなったなぁ」と思った時、自分がそれに耐えられる限界を超えたタイミングで交換すること。もうひとつの判断基準が、バックパネルの膨らみ具合です。リチウムイオン電池の中にはガスが入っており、劣化とともにこれが膨張していきます。
この膨張により、バックパネルまで膨らんでくるようであれば、かなり劣化が進んでいるということですので、交換するようにしましょう。

◼️気になる修理期間と金額は?

さて、気になるのが交換にかかる期間と料金ですが、「XPERIA 修理王」なら 9,500 円からとリーズナブル。1 時間で交換可能ですので、お買い物ついでに修理依頼ということも可能です。
XPERIA 以外にも iPhone のバッテリー交換も取り扱っており、こちらは 30 分 5,000 円から、バッテリーの減りが気になってきた方は、ぜひ一度ご相談下さい。