XPERIAの液晶画面割れ・タッチ不良

XPERIAに限らず、スマホで最も多いご依頼が、画面に関することです。
主に、以下のような症状があります。

・地面や床に落として、ガラスが割れてしまった。
・落として液晶が変(にじみ、タテ筋、変色など)になってしまった。
・画面のタッチ操作ができない。
・液晶が異常反応して、勝手にボタンなどが押されてしまう。
残念ながら、iPhoneやGalaxyと違って、XPERIAは「画面にヒビが入ると(ほぼ)タッチできなくなり」ます。

◼️XPERIAは画面割れ・タッチ不良に陥る人が圧倒的に多い

残念ながら、画面割れ・タッチ不良に陥る人の数は、XPERIAユーザーが圧倒的に多いのが現状です。特にZシリーズを使用している方はXPERIAの扱いに注意が必要です。
その理由は、タッチセンサーにあります。

XPERIAのZシリーズで採用されているタッチセンサーはディスプレイと一体型になっており、ディスプレイに対して碁盤の目状にタッチセンサーが配置されています。
つまり、「ディスプレイが破損してしまう」=「タッチセンサーが破損してしまう」という仕組みになってしまうのです。

◼️背面割れにも注意

特に、「Z3」以降は両面ガラスを採用したモデルとなっており、全面だけでなく背面割れにも注意が必要であり、より繊細な扱いが必要になります。

「背面が割れても、全面のディスプレイは無事だからいいか…」
と思っている方は注意が必要です。なぜなら、背面カバーのすぐ裏には電子基板があるため、この基板にダメージが加わりやすくなってしまうことで、ある日突然電源がつかなくなるということも大いにありえるからです。

耐水性/防水性も、傷が入っているXPERIAに対しては全く機能しないと考えていいでしょう。

◼️XPERIAの画面割れ・タッチ不良の症状別対応

どんなに注意して使用していたとしても、やはり日常で使用する中で落下というのは付き物です。
画面割れなどの症状にも「軽症」と「重症」の2ケースがあります。
あなたのXPERIAの状態によって、選択肢が変わります。
まずは、下の内容を確認してみてください。

◼️軽症で済んでいるケース

1、「損傷しているものの、タッチ操作はできる」場合
・ガラスが割れているが、タッチ操作はできる。
・液晶が暗くなってしまっているが、タッチ操作はできる。
といった状態であれば、あなたのXPERIAは軽症です。

このような場合、対応方法は以下の2つあります。
対応1:データのバックアップを取り、他の端末を用意し、そちらにデータを移す。
対応2:設定変更やデータの移行は面倒なので、画面を修理する。

2、「タッチ操作は利かないが、マウスで操作できる」場合
こちらは、「軽症」というよりは「中症」といったところかもしれません。
タッチ操作が利かない場合でも、マウスで操作ができれば、データのバックアップを取ることができます。
(ただし、XPERIA Z4とXPERIA Z5は、開発上の不具合により、マウスの自動検出がされないため、タッチ操作ができなくなる前に設定していないと、マウスを使用することができない場合が多いようです)
マウスが反応しない場合には、一度XPERIAを強制終了した状態でマウスを接続し直し、改めて電源を入れてみましょう。

このような場合には、対応方法は2つあります。
対応1:データのバックアップを取り、他の端末を用意し、そちらにデータを移す。
対応2:設定変更やデータの移行は面倒なので、画面を修理する。

対応機種と修理料金はこちら

◼️重症となってしまっているケース

1、「タッチ操作・マウスでの操作の両方ともできない」場合
・ガラスが割れてタッチもマウスも利かない。
・液晶異常でタッチが反応しない・操作ができない。

このような症状に陥っている場合は、以下の対応を取る必要があります。
対応1:別の端末に乗り替える。
対応2:画面を修理する。

対応機種と修理料金はこちら

◼️修理の内容

XPERIAの画面は、表面のガラスと画面を表示する液晶が接着されて一体となった部品(業界用語で「フロントパネル」といいます)でできています。
ガラスの割れにしろ、液晶の異常にしろ、このフロントパネルを交換する修理を行います。
修理時間は、最短で30分ほどです。

なお、液晶の異常の場合に、ごく稀ですが、フロントパネルではなく基板(人の脳に当たる部分。パソコンのCPUのようなもの)の損傷が原因の場合があり、このケースだと入院に1週間ほどかかります。

ちなみに、新しい世代のXPERIAには防水機能がついていますが、割れた状態で放っておくと、ヒビから内部に水分が入り、腐食(サビ)の浸食によって基板がやられ、データが取り出せなくなってしまったというケースもありますので、画面が割れたら、なるべく早めにバックアップを取るなり、修理をするなりの処置をすることをお勧めします。
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なお、「どういった対処がベストかわからない」「サクッとプロのアドバイスが欲しい」といった場合は、お気軽にお問い合わせください。