マナーモードでも音が出るときの対処法とは
これまで iPhone やフィーチャーフォンを利用してきた方がXPERIAなどAndroidを搭載したスマートフォンに乗り換えた際、戸惑いやすいポイントに「マナーモード」があります。
ひとつは、マナーモードへの切り替え。iPhoneのようにスイッチひとつで切り替えられるものではなく、フィーチャーフォンのように*ボタンを長押しするわけでもありません。Android の場合、電源ボタン長押しから「サイレント」や「バイブ」などの設定に切り替えることになります。
もうひとつは、「マナーモードにしているはずなのに、なぜか音が出てしまった」という状況が発生すること。なぜこのようなことが起きるのか、その原因と対処方法について、書いていきます。
■マナーモード時に音が出る原因
あまり知られていないことですが、マナーモードによって本体がどのような設定となるのかは、機種ごとに違います。特に機種変更をしたばかりのタイミングでは、マナーモードでも音が出てしまって戸惑うことがあります。
どの機種のマナーモードも、着信音が出なくなることには違いはないのですが、たとえばゲームや動画の音などは鳴ってしまう機種もあります。
これは、Android の設定として「着信音」、「アラーム音」、「メディア音」などそれぞれ別に調整できるようになっているため。マナーモードでは「着信音」しか消せない設定であれば、「メディア音」であるゲームの音は消えないのです。
例えばXPERIA XZ3のauオンラインマニュアルをみてみると、以下のような記載があります。
『マナーモード設定中でも、シャッター音、動画撮影時の撮影開始/終了音、アラーム、動画・音楽などの音声は消音されません。』
参考URL:https://www.au.com/online-manual/sov39/sov39_01/m_04_12.html
このように、マナーモードにしたからといって音が鳴らないと安心していると、音がなって恥ずかしい思いや迷惑行為につながる恐れがあるのでお手持ちのスマホの設定をしっかりと確認しておきましょう。
■ゲームや動画の音が出ないようにするためには?
「着信音」「アラーム音」「メディア音」というように、音の大きさの設定はそれぞれ分かれているので、あらかじめこれらの音を小さくしておけば、マナーモードにするかどうかに関わらず急に音がなることはありません。
ここでは、各音の設定をする方法を3つ紹介しますので参考にしてください。
1、設定画面から音量を調整する方法
方法は Android のバージョンによって異なるのですが、基本的には「設定」の「サウンド」や「音設定」から変更できます。画面を、下から上にスワイプしたときに、「設定」ボタンが現れているはずですので、そこを選択後音設定ボタンを探しましょう。
音設定の中には前述のように「着信音」、「アラーム音」、「メディア音」の3種それぞれを調整できるようになっているので、これらを調整する必要があります。
タッチ操作音や操作時のバイブレーションなども設定できますので、機種変更をしたらまずはここを自分好みの設定にしておきましょう。
2、本体画面の音量ボタンから調整する方法
本体側面についている音量ボタンからでも調整することができます。
音楽アプリやゲームアプリなど、何も起動していない状態で音量ボタンを押すと、「着信音」を調整することができます。
先ほどの方法のように「設定」画面に入らなくてよいので楽に済ますことができます。
しかし注意が必要なのは、「着信音」を操作しただけで「アラーム音」「メディア音」は変わっていないことです。「メディア音」を操作したい場合には、音楽アプリやゲームアプリを使用している状態でもう一度音量ボタンを操作する必要があります。
もしくは、音量ボタンをおすことでホーム画面にスライドバーと設定ボタンが現れますので、設定ボタンを押して先ほど紹介した「音設定」画面へとすすみましょう。
3、外部アプリを使用する
よりシンプルにマナーモードを設定する方法として、外部アプリを使用するという手があります。無料で手に入れられるものも多いので、気になる方は試してみてください。
例えば『Manner Mode』というアプリ。設定画面に入ることなく、アプリから各音量の設定やバイブレーションモード/サイレントモードの設定をすることができるので、非常に便利です。
頻繁にマナーモードの設定を切り替えるという方は、ホーム画面にウィジェットとして設定しておくといいでしょう。
■どうしてもマナーモードにならない場合は?
「設定が合っていない」以外でマナーモードにならない場合、基盤に問題がある可能性もあります。上に書いた設定を試して再起動をしてみて、それでも改善しない場合はご相談ください。
なお、物理的にマナーモードにするボタンを押せない場合などは、ボタンのパーツ交換で修理することができます。この状態でも設定画面からはマナーモードに設定可能です。