XPERIA が熱くなる場合の原因と対処法

スマートフォンは非常にコンパクトなのであまり意識することがないかもしれませんが、その中身は小さなパソコンのようなもので、処理しなければならないタスクが多くなると熱を持ってしまいます。

Galaxy Note 7 が熱暴走によって発火するような事件もあったことから、スマートフォンの熱が気になる方も少なくないでしょう。
もちろん、Galaxy Note 7 の件は本体の構造的な問題であって、ほかのスマートフォンに当てはまることではありませんが、やはりスマホにとって熱が大敵であることは間違いありません。
そこで今回は、XPERIA が熱くなる場合の原因と対処法について紹介していきます。

◼️XPERIAの発熱の真因の多くは、バッテリーとCPUにあり!

「一部のアプリを入れると発熱する」や「データが重いと熱くなる」などインターネット
上で書かれていることがありますが、そんなことはありません。

スマートフォンは複雑に部品が絡み合った機械ですので、発熱したというだけで原因がどこかを絞り込むのは難しいものがあります。ただ、実際に起きる発熱トラブルの原因の多くは、バッテリーか CPU のどちらかにあります。
最近のバッテリーは大容量化しているにもかかわらず、そのサイズはコンパクトなまま。この負荷が熱という形で現れていることがあります。
CPU はスマートフォンの頭脳にあたる部分、バッテリー同様、高性能化していくことで、より熱を持ちやすくなっています。

■XPERIAの発熱の原因

原因1、充電中にXPERIAを使用する

充電中にスマホを使用することは、バッテリーへの負荷が非常に高くなってしまいます。
このような、充電をしながらスマホを使用する『ながら充電』はスマホが熱くなる事例の中でも最も多くの人が経験したことのある事例です。

原因2、長時間動画やアニメーションをみる

YOUTUBEやNetflixなどで動画やアニメーションをついつい長時間見てしまう方は多いのではないでしょうか?
この行為がスマホのバッテリーとCPUにとって高負荷になることは想像にかたくありませんよね。

原因3、そもそもバッテリーが劣化してきている

バッテリーが古くなってくると、効率が悪くなるため発熱量も増えてきます。
XPERIAの場合、少なくとも2年間は快適に使用可能な長持ちバッテリーが使用されていますが、2年を過ぎて使用し続けている方や、最近電池の減りが早いと感じられている方は、発熱にも気をつけてみましょう。

原因4、急速充電器を使用する

時間がないときなど、急速充電器を使用されている方もいるのではないでしょうか?
一般に、急速充電器は普通の充電器に比べて充電時間を1/2〜1/4程度まで短縮することができます。
しかし、これはその分だけバッテリーに高負荷を加えることになるため、発熱量も増えると考えて良いでしょう。

■発熱したらどうすればいい?

発熱している部位がバッテリーや CPU だと仮定すると、「充電」や「働かせすぎ」が発熱の直接的な原因となっていることが多いです。

対策1、アプリの複数使用は控える

マルチタスク機能を利用して、いろいろなアプリを立ち上げすぎなどは控えるようにしましょう。バックグラウンドで、ユーザーが気づかないうちに負荷をかけてしまっているアプリもあるので、それらは『設定』→『アプリ』から調べて、必要なければ閉じるようにしましょう。

対策2、ながら充電を控える

発熱の原因1でもお話しした内容ですが、充電しながらの携帯操作にも要注意。充電中はそれだけでバッテリーが多少発熱するもの。そこにCPUに処理を行わせて負荷をかければ、相乗的に熱は高まりますし、バッテリーの劣化にもつながります。
発熱した際は、マルチタスクや充電しながらの操作を避け、できるだけ XPERIA に負荷のかからない状態を作ってあげましょう。再起動してみるのも良い手です。

対策3、スマホカバーを外す

スマホを冷やす方法として冷蔵庫に入れたり、防水機能のついているものであれば水につけて冷やすことは避けましょう。急冷によってスマホ内部で結露が発生し、劣化やショートの原因となってしまう可能性があります。
スマホが熱い時にはスマホカバーを外し、放熱性能を高めることが重要です。

基本的にスマホには温度センサーが備え付けられており、45度付近を超えるとセーフティ機能が働き、それ以上温度が上がらないように自動で給電を止めたり処理速度を下げるようになっています。
しかしその他の原因として、リチウムイオン電池に穴が空いていたりすると、持てないくらい熱くなり燃えたり発火する可能性もあるので、怖い場合はすぐに専門店へ持ち込みましょう。

■まとめ

特に XPERIA に高い負荷をかけていないにも関わらず発熱が止まらない場合、外側からの情報だけで不具合箇所を特定するのは困難です。
可能性としては本体内の基盤やバッテリー、その他パーツの不具合が考えられます。XPERIA 修理王ではこのようなケースでは、まずはバッテリー交換をして様子を見ることになります。
XPERIA が熱くなったまま放置してしまうと、熱暴走によって内部のデータが破損してしまう可能性もあります。そうなる前に、早めにご相談または、修理していただくことをお勧めします。
Xperia修理王は、Xperiaに特化した街の修理屋さんです。現在、関西では難波・天王寺・心斎橋、関東では、渋谷・池袋・北千住・秋葉原・上野、東海では名古屋に2店舗を展開中。ぜひ、お近くのXperia修理王に行ってみてはいかがでしょうか。